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ツール紹介

Cursor AI の始め方と初期設定
【2026年・完全ガイド】

バイブコーディングを始めるなら、まずCursorを使いこなすことが第一歩です。 CursorはVS Codeをベースに作られたAIコードエディタで、チャット・コード補完・複数ファイル同時編集が一つのツールで完結します。 このガイドでは、インストールから最初のコード生成まで、初心者が迷わないように手順を解説します。

この記事でわかること

  • Cursorのインストール方法(Mac / Windows)
  • 日本語設定とおすすめ初期設定
  • 無料プランでどこまでできるか
  • .cursorrules の書き方と活用法
  • Chat / Composer / Tab の使い分け

1. Cursorとは何か

Cursorは2023年に登場したAI特化コードエディタです。VS Codeをフォークして開発されているため、 拡張機能やキーボードショートカットはほぼそのまま使えます。

通常のエディタと最大の違いは、AIが「コードを書く共同作業者」として統合されている点です。 単なるコード補完ツールではなく、「このファイルのこの関数を書き直して」「バグの原因を調べて修正して」という 自然言語の指示でコードを変更できます。

ひとことで言うと:
Cursor = VS Code + AIチャット + 複数ファイル同時編集機能(Composer)

2. インストール方法

Mac の場合

  1. cursor.com にアクセスして「Download for Mac」をクリック
  2. ダウンロードした Cursor.dmg を開く
  3. ApplicationsフォルダにCursorをドラッグ&ドロップ
  4. 初回起動時にGitHub・Googleアカウントでサインアップ

Windows の場合

  1. cursor.com にアクセスして「Download for Windows」をクリック
  2. ダウンロードした CursorSetup.exe を実行
  3. インストールウィザードに従ってインストール(デスクトップショートカットを作成を推奨)
注意:既存のVS Code設定をインポートするか聞かれます。 VS Codeから移行する場合は「Import from VS Code」を選ぶと拡張機能・設定がそのまま使えます。

3. 初期設定(日本語・モデル選択)

日本語UIの設定

  1. Ctrl+Shift+P(Mac: Cmd+Shift+P)でコマンドパレットを開く
  2. Configure Display Language と入力して選択
  3. ja(日本語)を選択 → 再起動

使用するAIモデルの設定

Cursor は複数のAIモデルに対応しています。バイブコーディングには以下のモデルがおすすめです。

モデルおすすめ用途速度
claude-sonnet-4-5コード生成・複雑なバグ修正(推奨)速い
gpt-4o画像を含む質問・汎用タスク速い
cursor-smallシンプルなコード補完(無料枠節約)最速

設定場所: Cursor SettingsModels

4. 無料プランで何ができるか

Cursorの無料プラン(Hobby)では以下が使えます。バイブコーディングを試すには十分な量です。

✓ 使えるもの
  • • Tab補完(cursor-small): 無制限
  • • Chatメッセージ: 50回/月(Premium)
  • • Composerリクエスト: 50回/月
  • • @コンテキスト指定
× 制限されるもの
  • • 50回超のPremiumモデル利用
  • • 高速モードでの優先処理
  • • BYOK(独自APIキー)
月50回を超えそうな場合:Claude.ai や ChatGPT で下書きを作り、 Cursor のChat/Composerは「コードへの反映」に絞って使うと消費を抑えられます。

5. .cursorrules の書き方

プロジェクトルートに .cursorrules ファイルを置くと、 CursorのAIが「このプロジェクトのルール」として参照します。毎回プロンプトに書かなくて済むのでバイブコーディングの精度が大幅に上がります。

# .cursorrules(Next.js + TypeScript + Supabase プロジェクトの例)

## 技術スタック
- Next.js 15 (App Router)
- TypeScript(strict: true)
- Supabase(認証・DB)
- Tailwind CSS v4
- Vercel にデプロイ

## コーディングルール
- 関数コンポーネントのみ使用(クラスコンポーネント禁止)
- Server Componentをデフォルト、必要な場合のみ 'use client'
- エラーハンドリングは必ず含める
- コメントは日本語で書く
- any型の使用禁止

## ファイル命名規則
- コンポーネント: PascalCase(UserCard.tsx)
- ユーティリティ: camelCase(formatDate.ts)
- 定数: SCREAMING_SNAKE_CASE

## 禁止事項
- console.log の本番コードへの混入
- magic number の直書き(定数化すること)

Cursor v0.44以降では .cursor/rules/ フォルダに 複数ルールファイルを分割して管理することもできます。

6. Chat / Composer / Tab の使い分け

Tab

コード補完

コードを書きながらリアルタイムで次の行を提案します。Tabキーで受け入れ。

使いどころ:繰り返しパターン・定型コード・変数名の補完

Chat

AIとの対話

Ctrl+L(Mac: Cmd+L)で開く。 コードについて質問したり、特定ファイルを @で参照しながら指示を出せます。

使いどころ:バグ原因の調査・コードの説明・設計の相談

Composer

複数ファイル同時編集

Ctrl+I(Mac: Cmd+I)で開く。 複数のファイルにまたがる変更をまとめて指示できます。バイブコーディングの主戦場。

使いどころ:新機能追加・リファクタリング・コンポーネント生成

7. バイブコーディングを加速する7つのコツ

  1. 1.
    @ファイル指定で文脈を渡す
    @src/components/Header.tsx を修正して のように ファイルを指定すると、AIが余計なファイルを触らずに済みます。
  2. 2.
    差分指示に切り替える
    「全体をリファクタリング」ではなく「このif文だけをearly returnに書き直して」と限定する。70%の壁の突破法で詳しく解説しています。
  3. 3.
    .cursorrulesに技術スタックを書く
    毎回「Next.js App RouterでTypeScriptで...」と書かなくて済みます。プロジェクトの最初に作るのがおすすめ。
  4. 4.
    エラーメッセージをそのまま貼る
    ターミナルのエラーをコピーしてChatに貼るだけで原因と修正案が出てきます。
  5. 5.
    Composerでテスト先行
    「この機能のテストを先に書いて」→「テストが通るように実装して」の順で進めると品質が上がります。
  6. 6.
    Git で小刻みにコミット
    AIが壊しても git reset で戻れます。 1機能追加ごとにコミットするのが鉄則です。
  7. 7.
    @web で最新情報を参照
    @web Next.js 15 の新機能 のように指定すると、 Cursorがウェブ検索して最新情報を踏まえた回答をします。

まとめ

  • Cursorはインストールから5分で使い始められる
  • 無料プランでも月50回のPremiumモデル利用が可能
  • .cursorrulesでプロジェクト固有のルールを設定すると精度が上がる
  • Chat(質問)・Composer(編集)・Tab(補完)を使い分けるのがコツ
  • Claude Code と組み合わせるとさらに強力になる

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